冬の赤ら顔対策

冬に症状が悪化する赤ら顔の原因と対策をご紹介。

本人も意外と気づかない更年期障害の症状と原因

 

更年期障害は、最近こそよく耳にするようになりましたが、全く気づかずに普段の生活を送っている方も多いようです。そんな症例をひとつ挙げてみようと思います。

腸に持病を持つAさんは30代前半で接客業の仕事に就きました。初めは業務も人間関係も好調で、体調管理さえ上手くやっていれば問題の無い日々でした。

ところが30代が終わろうとする歳に近づくと、身体に異変を覚えます。いつものように通っていた職場に行こうとすると耳鳴りと目まいが起こり、最後には吐き気がしました。這うようにして駅に着き電車に乗ろうとするものの、吐き気は強まる一方。何とか薬で抑えて職場に着いても吐き気は消えませんでした。青白く生気の無い顔を見た上司からその日に病院に行ってくるよう言われました。

しかし病院に行ったところで、どの科を受診すればいいのか本人にもわかりません。熱も無い、痛いところも無い、腸の調子も特別悪くはないので、総合診療科で判断してもらい、胃カメラから脳のCTまで様々な検査をしました。しかし、はっきりと原因はわからず帰宅することになり、その後何となく気持ち悪い状態が続くことになります。

この原因不明の「何となく気持ち悪い」状態を抱えながら仕事をするので、以前のAさんの仕事量は大きな負担となります。当然周囲に当たるようになり、大事な会合に欠席することが多くなりました。また、突然の欠席もあったため、重要な業務から遠ざかることで、自信も失っていきました。こうした悪循環から、ついには上司から呼び出され、2か月間の休職を命じられたのでした。

毎日のAさんの様子を見ていた社内の人間の半分ほどが「更年期障害だろうな」と感じていましたが、Aさん本人の年齢や性格などを考慮すると、はっきり伝えられる人間はいませんでした。休職中にも様々な検診を受けてきたというAさんでしたが、最後まで婦人科や診療内科を受けることはしなかったようです。その後、退職届を出すことになってしまいました。

つまり更年期障害は本人が最後まで気づきにくい症状であるということが言えます。
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