冬の赤ら顔対策

冬に症状が悪化する赤ら顔の原因と対策をご紹介。

脱・せっけんでお肌が生き返る?

年齢を重ねると、からだがかゆくてしかたがないといった症状がでます。
これは老人性乾皮症といいます。皮膚はみずから潤い成分をつくりだし
てしまいます。これを自家保湿因子といいます。ところが、自家保湿因
子は加齢とともに減少してきて、それにともないバリア機能も低下しバ
リア機能が低下すれば肌は乾燥します。肌が乾燥すると、目には見えな
いような小さなひび割れができるため、肌に異物が侵入しやすくなりま
す。肌はそれを排除しようと炎症を起こします。
炎症が起きると肌はかゆくなる、つまりは、これが老人性乾皮症です。
多くの病院では尿素軟膏やステロイド、ヒルドイドクリームなどの外用
薬を処方し、それらの薬をつけると症状は劇的におさまります。
いや、おさまったような感じがするというべきでしょう。ところが、そ
のような薬をつけても、せっけんで洗っていれば自家保湿因子は減るい
っぽうですから、近いうちに間違いなく再発します。
50歳をすぎたら、せっけんで体を洗わないこと、タオルで皮膚をこす
らないこと、この2つを守るだけで治ったり、、完全に治らないだけで
もよくなります。さらにいえば、50歳をすぎていなくても、赤ちゃん
から老人まで、男性であれ女性であれ、せっけんで洗わないにこしたこ
とはありません。若い人は老人と違ってせっけんで自家保湿因子をほり
さっても、すぐにまたつくりだすことができます。そのため、乾皮症に
なりにくいのでしょうが、せっけんが皮膚を乾燥させていることに変わ
りはなく、乾燥は皮膚の新陳代謝を低下させるなど、肌への大きなダメ
ージとなります。ニオイが気になるという人は首や腋の下、股間やお尻、
足などだけは石鹸で洗うという方法から始めるのがよいかもしれません。