冬の赤ら顔対策

冬に症状が悪化する赤ら顔の原因と対策をご紹介。

冬場の赤ら顔対策の方法について

冬は室内では暖房を使用する季節ですから、外気に比べて室温は高くなり寒暖差が激しくなります。それと同時に、基本は温度が低い訳ですから身体の自然な反応として毛細血管は収縮する傾向にあります。
こうした条件が重なる事が、実は赤ら顔を発生し易い要因になります。特に毛細血管性と呼ばれるタイプでは、外気で収縮した毛細血管が暖房で開放される事によって起きる事から、かなりはっきりと目立ってしまう程の症状を呈する事もあります。
その赤ら顔対策として家庭でも行い易く、比較的簡単なのが蒸しタオルを使ったマッサージ法です。やり方は、顔用のクリームを塗るなどした上から蒸しタオルを当て軽くマッサージをして血液循環を促した後、氷水で冷やすというものです。この方法を行うと、その時点で一度赤ら顔になります。
その事が一種の血管の準備運動になるのか、事後で赤ら顔に成り易い状況に至っても酷くならないという効果があり、凡そ1日間これが持続します。従ってこの方法は、出掛ける前等の朝の時間に行うのが最適と言えます。他の方法としては、ニキビ・シワ等の除去に使う医療レーザーの施術を受ける・ステロイド系の薬の処方を受けるといった方法があるのですが、これらには少し問題があります。
まず医療レーザーについては、赤ら顔に成り易い人の場合はもともと皮膚が強く無いケースが多い事から、あまり一気に施術を行うと瘡蓋が出来易いという問題があります。従って複数回に施術が跨ぎますが、その為にまだらな治療になる事もあり、思うような結果が得られないケースがあるのです。また薬に関しては効果は高く手軽なものの、副作用的に後に赤ら顔が強くなる事があります。
根本的な治療では無く対処療法であるが故ですが、あまり頻繁には使えないという難点があるのです。その点蒸しタオルによるマッサージは、続ける内にマッサージ中の赤ら顔も軽減されて来るという効果があります。これは肌・血管を温度変化に慣らす事が出来る為です。根源的なアプローチが出来るという点でも、お勧めの方法と言えます。